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26.4.24

会社情報

東大発のPlanet Saversが、TECHNOLOGY FARM西の里にてDAC由来CO₂を活用した農業向けカーボンリサイクル実証を実施

Planet Savers株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:池上 京、以下「Planet Savers」)は、当社が事業本部を構えるTECHNOLOGY FARM 西の里のELTRESアグリテックフィールドにおいて、自社で製作したDirect Air Capture(DAC)装置で大気中から回収したCO₂を、ほうれん草および小松菜に供給するカーボンリサイクル実証実験を4月13日から約10日間かけて実施しました。

17日(金)には、関係企業・団体を招いての対面説明会が実証地にて開かれました。

 

Planet Saversは、日本で初めてのDACスタートアップとして2023年に東京大学で発足し、地球温暖化防止などを目指して、低コスト・高性能なDACシステムの開発を進めています。

今回は、当社が加入する一般社団法人スマート農業共同体(SAc)が連携協定を締結している「STARTUP HOKKAIDO」が橋渡し役となり、実証地のマッチングを実施。温度・湿度・CO₂濃度・日射量などのデータを取得・可視化できるELTRESアグリテックフィールドが、本州を含め4例目の実証地として選ばれました。北海道では初めての試みです。

 

 

実証実験では、DAC装置に繋がるホースから送り込まれたCO₂を作物周辺に供給する区画を設定し、葉の数や長さなど生育への影響を慣行区と比較する調査を実施。大気中から回収した光合成の材料となるCO₂を効率よく活用し、生育を促す試みをすることで、CO₂を回収して終わりにしない「カーボンリサイクル」モデルの具体化を目指し、農業分野におけるCO₂有効活用の可能性を検証する取り組みとなっています。

 

 

DAC装置では、分子レベルの細かい穴を持つ鉱物「ゼオライト」の吸湿材を用いてCO₂を回収します。吸湿の効果には湿度が関係するため、北海道のような寒冷で絶対湿度が低い地域では、効率よくゼオライトを扱えることが期待されています。

 

Planet Saversは、今回の農業分野での実証を、北海道におけるDAC展開の出発点とし、同時に、GX/AI金融・資産運用特区としてGX産業集積を進める北海道において、DACの社会実装可能性を探る第一歩としても位置づけています。今後も、北海道が有する再生可能エネルギーの幅広い用途・産業におけるDACの実装可能性を検討し、取り組みを続けていく方針です。

 

なお、今回実証が行われたELTRESアグリテックフィールドは、SAc会員であるソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社、越浦パイプ株式会社、株式会社サングリン太陽園と、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社の4社が参画し、スマート農業の推進を目的としてTECHNOLOGY FARM西の里内に開設した実証実験施設です。

 

【関連リンク】

>>> Planet Savers株式会社 公式ホームページ

>>> STARTUP HOKKAIDO 公式ホームページ

>>> 【ニュース】北海道にスマート農業を加速する4社共同の実証実験施設 「ELTRESアグリテックフィールド」がオープン ~ソニーのIoT通信技術で農作物のデータを取得し利活用、農業技術の発展を支援~